Made in Japan

Made in Japan

「せをはやみ」では基本的に国内生産ブランドをメインに取り扱っております。

せをはやみの店主は国内生産の生地を扱う繊維商社で営業マンをしておりました。よくアパレル業界は川の流れに例えられますが、私が経験した数社の繊維商社はいづれも業界の中では川上〜川中に位置しておりました。営業マン時代はアパレルブランドやデザイナーブランド等を担当し、生地生産では国内の生地工場、染色工場、縫製工場と共に仕事をして参りました。

アパレル不況と言われるこの時代に、多くの生産現場をリアルに見て参りました。

ご存知の方もいらっしゃると思いますが、現在の日本国内におけるアパレル製品の国産比率は2022年現在、わずか1.5%です。そして現在の主なアパレル生産国は人件費が高くなった中国ではなく、より人件費が安い東南アジアへと移っております。

アパレル産業全体の生産背景が年々日本から離れるにつれ、素晴らしい技術力があるのにも関わらず、やむを得ず廃業、倒産してしまう繊維関連企業や工場を実際にこの目で沢山見てまいりました。廃業、倒産する企業や工場の社長が私の勤務先に最後の挨拶に来る度、その度にやるせない気持ちになり、私もとても悔しい想いをしてまいりました。

国内のアパレル工場が持つ技術力、細かな対応力は後世に残すべき財産だと私は思っております。

皆さんも既にご存知だとは思いますが、基本的に安い服には安いなりの理由があります。もし本当に徹底的なロスカットや経費削減などの企業努力で安く洋服が生産されているのであれば本当に素晴らしい事だと思いますが、残念ながら国内に流通している大部分の洋服は世界の誰かの犠牲の上で安く生産されております。今、世界を席巻しているファストファッションブランドはアパレル産業の構造的に、発展途上国の女性による低賃金労働が大前提で成り立っており、そしてその製造過程において悲しいストーリーはあれど熱いストーリーは詰まっておりません。

洋服をどんなにオシャレに着こなしたとしても、そしてその洋服がどんなに美しくても、その洋服の製造過程で人権を踏みにじる様な事が起きていたとしたら、オシャレをする行為そのものが台無しだとは思いませんか?

ファストファッションブランドを否定するつもりはありません。ただ、ものづくりにおける生産工程が見える事はとても大事な事だと私は思うのです。

私は服作りにおいて国内での生地作り、プリントや染色工程、縫製現場の工場を実際に見て参りました。その様な経験から、当店で扱っている製品はオシャレなアイテムという点は大前提ですが、「元生地屋の営業マンのものづくりの視点」でセレクトしているアイテムが多いです。

私は、洋服の作り手が熱いパッションを持つデザイナーだと分かったり、職人さんが思いを込めて作った生地や服だという事を一人でも多くのお客様に知って頂きたいと思いますし、当店で扱っている「熱いストーリーが詰まっている洋服」はきっと長い間大事に着たいと思う一着になるはずだと信じております。

皆様のご来店を心よりお待ちしております。

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